おらほのふぐすま 浜通り発ときどき中通り / 鈴木渉
10年間で145回、軽自動車で埼玉と福島を往復13万km。SNSとリアルで紡いだアマチュア写真家による現地からの報告。「ふぐすま」という現地の言葉にはどこか温かみがあります。福島県浜通りは、首都圏へのエネルギー供給基地でした。そしてその役割を果たすことで経済的恩恵を受けてきました。しかし、東日本大震災による原発事故の後は、放射性物質の汚染地帯として、多くのメディアから「フクシマ」と呼ばれることになりました。また、最近の処理水放出報道でも汚染水タンクが林立する映像が繰り返し流されています。<br>浜通りにもたくさんの人々が生活し、日々の営みを続けています。私は何度も現地に足を運び、懸命に生きる人々、復興に力を尽くす人たちの素顔を記録してきました。<br>(著者:鈴木渉)<br>鈴木渉
本の泉社
2023年11月
オラホ ノ フグスマ
スズキ ワタル
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