生活と言語 「知の言語的統合」を求めて / 川津茂生
認知科学の知見を踏まえて、言語的意味の生成過程を哲学的に分析し、意識生成のプロセスを把捉しようとする試み。認知科学の知見を踏まえ、意識に関する問題を検討する哲学論稿集。前二著では、一人称と三人称の対立を宥和する概念として「先駆的二人称」を提示。本作ではこの概念の考察を深め、〈二人称―媒介性―受容性―述語性〉という概念連関を辿りながら、述語性から主語性が生成され文が成立するなかで、命題や論理が抽出され、認知や意識が生成されるとする理論を展開する。言語的意味の生成過程の分析を敷衍して、意識生成のプロセスを把捉しようとする試み。<br>川津茂生
北樹出版
2025年12月
セイカツトゲンゴ
カワズ,シゲオ
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