仇討ち包丁 江戸いちばんの味 / 氷月 葵 著

コスミック時代文庫 物盗りに殺された父親の跡を継ぎ、飯屋〈江戸一〉の再開をめざす吉平。<br>思いがけずに屋台を手に入れることができた吉平は、<br>さまざまな工夫をこらして出した穴子飯・海老天飯・蛸飯が評判を呼び、<br>馴染みの客もついて、めざす道に一歩近づいたかに見えた。<br>だが、それらの料理をそっくり真似する店が現れる。<br>それは父・吉六を手にかけたと吉平が信じる料理人・勝五郎が営む料理茶屋〈清風〉だった。<br> 勝五郎は江戸城の台所役人らと結託して、なにやら悪だくみをめぐらしているらしい。<br>南町奉行所同心・矢部一之進や権兵衛長屋の住人たち、吉平の身を案じる人々の情けを借りて、<br>出商いに邁進する吉平だが、勝五郎はさらなる妨害を……。<br>人情料理時代長編、完結編。<br>氷月 葵 著
コスミック出版
2022年05月
アダウチ ボウチヨウ エド イチバン ノ アジ
ヒズキ アオイ
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