人情めし江戸屋 死闘七剣士 / 倉阪 鬼一郎 著

コスミック時代文庫 江戸は南伝馬町近くにある二軒の見世。<br>兄が仕切る駕籠屋と弟が商う飯屋の名はどちらも「江戸屋」で、<br>ことに「人情めし屋」と呼ばれる飯屋は旨い料理が評判を呼んでいた。<br> 辻斬りに殺された駕籠屋の巳之助らの年忌も明け、晴れて祝言を挙げることになった為吉とおすみ。<br>「江戸屋」は、めでたい話に浮かれる日々だった。<br>だが一方で、剣豪同心・月崎陽之進と鬼与力・長谷川平次の周辺では、不穏な事件が続いていた。<br>町中の剣術道場が立て続けに狙われ、幾人もの死人が出たのだ。<br>陽之進らの探索によって目星がついた下手人は「破邪顕正流」と名乗る旗本の三男坊たち。<br>剣豪同心らはねぐらを突き止め乗り込むが、敵は邪悪な剣を操る曲者で…。<br>倉阪 鬼一郎 著
コスミック出版
2022年05月
ニンジヨウメシ エドヤ シトウ ナナケンシ
クラサカ キイチロウ
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