江戸っ子奉行始末剣 / 山手 樹一郎 著

コスミック時代文庫 深川八幡の祭礼を迎えた江戸の町は、昨今の五人組凶賊の横行に震え上がっていた。<br>そこで立ち上がったのが、岡っ引きは仮の姿、実は北町奉行・遠山左衛門尉景元と、<br>その御落胤と噂の笠井小平太であった。だが、景元がやくざ姿に身をやつして探索を続ける中、<br>小平太は因縁の御家人くずれ、馬場陣十郎とその一派に追われ、匿ってくれたお高と恋仲に──。<br>しかもこのお高、陣十郎が金で譲り受けた美妓だったのだ。<br>二人の未来を賭けて果たし合いへ向かう小平太。<br>一方、名奉行・遠山も、吃驚仰天の奇策で凶賊を引っ捕らえにかかる。<br>ところが折も折、小平太には思いも寄らぬ運命が待ち受けていたのであった……!<br> 国民的人気作家の名作シリーズ「山手樹一郎傑作選」、第二十二弾!!<br>山手 樹一郎 著
コスミック出版
2021年06月
エドツコ ブギヨウ シマツケン
ヤマテ キイチロウ
/