パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち 〈民族浄化〉の原因はどこにあるのか / 早尾貴紀

パレスチナ/イスラエル問題を「自分のこと」として考えるために<br /><br />国際法に明確に違反する虐殺であるにもかかわらず、「停戦」まで長すぎる月日を要し、さらにいまだ続くイスラエル軍によるガザ侵攻。<br /><br />イスラエル建国を支持し、その筆舌に尽くし難い暴力を黙認し続けてきた欧米諸国の責任が問われる現在、かつて東アジア史におけるグレート・ゲームに名乗り出た帝国日本との関わりを起点に、国際的な植民地主義の負の遺産を検証する。そして、ユダヤ人国家・イスラエル建設の発想はどのように生まれ、知識人たちはどのように正当化/批判してきたのか、思想史の観点からも経緯を追う。<br /><br />社会思想史研究者であり、パレスチナ/イスラエル問題にかかわってきた著者によるこれまでの主な対談のほか、また南アフリカ現代史の研究者・牧野久美子さんと植民地期および解放期における在日朝鮮人の生活史/ジェンダー史研究者・李杏理さんとの新規鼎談も収録。<br>早尾貴紀
皓星社
2025年04月
パレスチナ イスラエル ソシテ ニホン ノ ワタシタチ
ハヤオ タカノリ
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