住宅の社会性を考える 住宅観と地域社会の形成 / 永山のどか
なぜ住宅は「社会的」なものなのか<br><br>住宅観・住宅構想の変遷と、民間零細借家、社宅、市営住宅、橋下の住宅、そして、ホームレス向け簡易宿舎での住民の日常生活や抵抗・反対運動の事例から考える。<br><br>地域社会の形成にとって重要だったのは住民や関係者の「積極的」な関与だけではない。戦後日本の「橋下」住宅を訪問する警察官、学校の先生、民間零細借家における家主、ドイツの市営住宅に住む身体的、精神的障がいを持つ高齢の女性住民の「消極的」な関与もまた、地域社会の形成に欠かせぬ要素となった。<br>永山のどか
晃洋書房
2025年08月
ジユウタクノシヤカイセイヲカンガエル
ナガヤマノドカ
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