近代日本の「情報革命」 / 杉山伸也

明治期日本における郵便・電信事業など情報インフラ整備・利活用の実態を一次資料に基づき詳細に分析。「交通・通信革命」時代の明治日本<br>近代日本の産業化をささえた明治政府の郵便・電信政策、情報インフラ・ネットワークの構築と地域経済への影響を明らかにし、「文明の利器」を手掛りに福澤諭吉『民情一新』を問い直す。<br><br>明治期日本における郵便・電信事業など情報インフラ整備・利活用の実態を一次資料に基づき詳細に分析。また、群馬・長野の養蚕・製糸・絹織物業を事例に、殖産興業政策における情報インフラの役割や、地域産業の発展過程を明らかにすることで、供給・需要の双方から「情報と経済」の関係を考察する。「情報の経済史」研究の文献紹介・論点整理の書としても有用性の高い一冊。<br>杉山伸也
慶應義塾大学出版会
2024年08月
キンダイ ニホン ノ ジヨウホウ カクメイ
スギヤマ シンヤ
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