中世ヨーロッパの「伝統」 テクストの生成と運動 / 赤江 雄一 編

本書では、キリスト教・イスラーム文化圏を対象として、言葉が、モノが、いかに産出され、複製され、受容され、そして伝播していったのかを辿り、伝統のダイナミズムを明らかにしていく。第一線の研究者たちによる論文集。何が引き継がれ、何が新しいのか<br /><br />人、地域、時代の狭間を運動し、テクストは万華鏡のように異なる諸相を見せ続ける。<br />その側面を多角的に捉える論文集。<br />テクストという語は「織り上げられたものtextum」という原意をもち、言葉で表現されたものに加え、図像、モチーフ、工芸品なども射程に捉える。それは常に元と同じではありえず、連なりながら新しい「伝統」を紡ぐ。<br /><br />本書では、キリスト教・イスラーム文化圏を対象として、言葉が、モノが、いかに産出され、複製され、受容され、そして伝播していったのかを辿り、伝統のダイナミズムを明らかにしていく。第一線の研究者たちによる論文集。<br>赤江 雄一 編
慶應義塾大学出版会
2022年03月
チユウセイ ヨ−ロツパ ノ デントウ
アカエ ユウイチ
/