インドネシアのイスラーム改革主義運動 アラブ人コミュニティの教育活動と社会統合 / 山口 元樹 著
アラブ人の教育活動の変遷から、近代インドネシアにおける社会統合とイスラーム運動との関係を、多彩な史料に基づいて明らかにする。イスラーム運動と国民国家が交錯する中で揺れ動く、外来系マイノリティのアイデンティティ。その変容の軌跡を描く気鋭の力作。<br><br>▼世界最大のムスリム人口を抱え、多民族国家でもあるインドネシアには、アラブ系のマイノリティが暮らしている。彼らは20世紀初めにムスリム社会の改革・近代化を目指す運動の中で活躍したが、国民国家が形成されはじめると帰属意識の選択を迫られることになる。アラブ人の教育活動の変遷から、近代インドネシアにおける社会統合とイスラーム運動との関係を、多彩な史料に基づいて明らかにしていく。<br>山口 元樹 著
慶應義塾大学出版会
2018年05月
インドネシア ノ イスラ?ム カイカク シユギ ウンドウ アラブジン
ヤマグチ モトキ
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