どれがほんと? 万太郎俳句の虚と実 / 高柳 克弘 著
だれもが感受するその特質と危うい魅力を、俳句の本質に迫りつつ、はじめて論じきった若手俳人の画期的評論。虚実のはざまにたゆたう普遍的な詩情。<br>その危うさの根源はなにか?<br><br>▼子規・虚子以降の近代俳句とは別の系譜の可能性を明示する!<br>▼タイトルは、万太郎の俳句「 時計屋の時計春の夜どれがほんと」から取っている。<br><br>虚と実のはざまにたゆたう普遍的な詩情を、卓越した言葉の芸で生み出し続けた久保田万太郎。<br>だが、いままでは「下町の抒情俳人」と評して安んじて、他の近現代の俳句にはない万太郎俳句の「言葉の力/巧みな芸」を言葉で掬いあげることが叶わなかったのではないだろうか。だれもが感受するその特質と危うい魅力を、俳句の本質に迫りつつ、はじめて論じきった若手俳人の画期的評論。<br>高柳 克弘 著
慶應義塾大学出版会
2018年04月
ドレ ガ ホント マンタロウ ハイク ノ キヨ ト ジツ
タカヤナギ カツヒロ
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