資本論こぼれ話 / 妹尾典彦
こぼれ話とは、ちょっとした興味のある話、本筋以外の余話のことです。しかし、本書は一話一話がきわめて興味深く、面白い話の連続で、しかも、資本論の本筋にせまる内容です。資本論をすぐにも手に取ろうという気持ちになります。(三重大学名誉教授・平野喜一郎)<br>私自身、学生時代に普及版『資本論』全巻セットというのを買い入れて、第1章の途中まで読んで、「これはわたくしごとき者が読むものではなかった」と、書棚の一番上にうやうやしく収めて、長く放置していたものです。<br>ところが『資本論』は、面白かったのです。あらためて本格的に読むようになって、「へぇー!」とか「なんじゃこりゃ?」とか「今にも通じる!」とか、感動や驚き、怒りや悲しみが湧いてくるところがいっぱいあることに気がつきました。(著者のことば)<br>妹尾典彦
学習の友社
2025年10月
シホンロンコボレバナシ
セノオノリヒコ
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