目利き 谷松屋八代戸田露吟覚書 / 木津 宗詮 著
江戸時代から続く関西屈指の道具商として知らる谷松屋戸田商店。その八代目、目利き露吟の回顧録が現代のよみがえる。江戸時代から続く関西屈指の道具商で、松平不味公出入りとしても知られる谷松屋戸田商店。八代目露吟は特に目利きとして有名である。<br>その露吟による古き良き時代の大坂伏見町の回顧録であり、自身の生い立ちと目利き修行、明治初年の茶道具の動向などを、後の子孫のために書き残した露吟の肉声というべき書。一道具商の回顧録に留まらない記録を筆者が翻刻を読み下し、現代語訳を併記。文中のキーワード解説や露吟が扱い現代に伝わる茶道具の図版を付し、当時の様子を偲ぶ資料と共に詳説する。<br>歴史学者 磯田道史氏 推薦文掲載(帯)<br>木津 宗詮 著
河原書店
2021年07月
メキキ
キズ ソウセン
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