旅と食卓 / 河村季里
パリと南仏へひとり旅に出た―― <br>最高の美食に出会い、ゴッホやルノワールなどが生きた街を歩く。 <br>80歳の作家は、移ろいゆく人生と旅を深く味わう。 <br><br>2022年秋、著者は、パリ・南仏の街々を40日間レンタカーで旅をした。 <br>パリの朝食のスクランブルエッグ、衝撃が走る至高のトリュフのスープ、 ゴルドの成熟した旨さの仔羊のロースト、エクス・アン・プロヴァンスの滋味深いムール貝のワイン蒸し、カシの濃厚なうま味のスープ・ド・ポワソン…… <br>数多の美食に酔いつつ、ゴッホ、セザンヌ、ルノワール、マティスなどにちなむ街を訪れ、パリでは『ミッドナイト・イン・パリ』の撮影で使ったホテルの部屋に宿泊する―― <br>五感で旅を味わい尽くし、記憶を呼び起こし、生と死を思索する名随筆。<br>河村季里
角川春樹事務所
2024年12月
タビ ト シヨクタク
カワムラ キリ
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