百人一首で文法談義 / 小田 勝 著
古典文法研究者が著した異色の百人一首解説書。百人一首歌について、古注の?説を整理した上で、語学の立場から改めて読み解く。その過程で、古典文法研究の最新の知見を、易しい語り口で縦横に解説した。古典文の解釈文法の確立を目指す著者による百人一首の解説書。百人一首歌について、古注の諸説を整理した上で、語学の立場から改めて解読する。その過程で、著しい進展を見せている古典文法研究の最新の知見を、易しい語り口で縦横に解説した。百人一首歌には、その構造を示すため、句読点を付した。和歌の表現史についても極力留意する一方で、歌人伝に関するものは一切扱わない。まさに語学者による異色の百人一首本といえる。
【著者紹介】
<p>國學院大學文学部教授。日本語学専攻。主著に、『実例詳解古典文法総覧』(和泉書院、2015)、『読解のための古典文法教室』(和泉書院、2018)、『旺文社全訳古語辞典[第五版]』(共編、旺文社、2018)、『古代日本語文法』(ちくま学芸文庫、筑摩書房、2020)など。</p>
小田 勝 著
和泉書院
2021年09月
ヒヤクニン イツシユ デ ブンポウ ダンギ
オダ マサル
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