最後の手紙 / A.パストーレ 著
別れがつらいのは、それだけ多くのものを 受け取ったから<br /><br />別れた夫の思い出のみを胸に戦後を生きた女性。<br />その遺品の手紙が語り出す、悲しい真実とは。<br />イタリア人の目を通して描く、実話に基づいた「原爆と戦争」の傷跡――<br /><br />日本人男性と結婚したイタリア人の著者は、結婚の挨拶に広島を訪れた。<br />義理の叔母ゆり子と話すうち、別れた夫を想い続けるゆり子に興味をひかれていく。深く愛し合っていたふたりは、なぜ引き裂かれてしまったのか。<br /><br />村上春樹作品の翻訳者が綴った感涙のノンフィクション・ノベル<br /><br />「二人の悲劇を歴史のせいにするのは、虫が良すぎる事だと分かっています。ですが、幸せになる事は、強い人間だけに与えられた権利なのでしょうか。」<br />(本文より)<br>A.パストーレ 著
亜紀書房
2019年09月
サイゴ ノ テガミ
パスト?レ アントニエツタ A
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