中世仏教絵画の図像誌 経説絵巻・六道絵・九相図 / 山本 聡美 著
日本美術史は、仏教との関係を看過して語りえない。地獄・鬼・六道輪廻など、仏教的罪業観に基づく図像の成立と受容の歴史に迫る。日本美術史は、仏教との関係を看過して語りえない。漢訳仏典を淵源とする図像が絵巻や掛幅に広く用いられ、時に、世俗の文学や伝承とも結びついて多義的な意味と霊性を獲得した。因果応報観に基づく絵巻、六道輪廻と救済を説く六道絵、朽ちてゆく死体を描く九相図など、中世日本における闇の表象を取り上げ、各々の図像成立と受容の歴史に迫る。<br>山本 聡美 著
吉川弘文館
2020年02月
チユウセイ ブツキヨウ カイガ ノ ズゾウシ ケイセツ エマキ
ヤマモト サトミ
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