江戸時代こぼれ話 / 廣瀬尚美

江戸文化の母胎となった豪商達の華美な贅沢に対し、いつの時代も切実な物価や物売りの話、美人画の魅力に江戸っ子らしい悪態のつき方、そして頻発する大火や大災害に見舞われながらも、健気に日々の暮らしの中に楽しみを見出していった江戸庶民の哀歓がより身近に感じられる20の話。<br><br>江戸の人口の大多数は「庶民」であり、彼らは貧しい生活環境に甘んじながらも、「江戸っ子」という心意気と誇りをもって、江戸の町を育てていったと想像されるのである。(「はじめに」より)<br>廣瀬尚美
雄山閣
2025年05月
エドジダイコボレバナシ
ヒロセ,ナオミ
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