「大分岐論争」とは何か 中国とヨーロッパの比較 / パトリック・カール・

ポメランツ『大分岐』の上梓以降の研究史を咀嚼し、カリフォルニア学派との対話を踏まえ提示する新たな視点。2000年にポメランツが『大分岐』を上梓して以降、ヨーロッパが中国よりも経済的に優勢であったのではなく、近世(1500年から1800年)のある時期、中国がヨーロッパの経済力を上回っていたということが、世界の経済史学界のコンセンサスになった。本書は、このような研究動向を咀嚼しつつ、計量経済学の成果とともに、環境史・農業史・科学史の観点を含め、中国とヨーロッパの比較を行う。グローバル経済史の碩学による最新の大分岐論。<br>パトリック・カール・
ミネルヴァ書房
2023年12月
ダイブンキ ロンソウ トハ ナニカ
パトリツク カ−ル オブライエン
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