19世紀前半のドイツ経済思想 ドイツ古典派、ロマン主義、フリードリヒ・リスト / 原田 哲史 著

必需品の価値、「不在世代」への配慮、産業化の推進…、異なる主張を緻密に把握し、現代への示唆を得る。19世紀前半のドイツにおける、イギリス古典派の予定調和観を継承しつつも価値論に手を加えたドイツ古典派、非産業主義の異端者として世代間継承を主張したドイツ・ロマン主義、保護貿易による産業化を主張し拡張主義を含んだフリードリヒ・リスト、これらの3つの経済思想に着目して、織りなす思想空間を描き出すとともに、その客観的な使用価値論、世代間倫理、産業化と拡張主義、の現代的な意味を探る。<br>原田 哲史 著
ミネルヴァ書房
2020年06月
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ハラダ テツシ
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