蝶になるとき / ダイアナ・ハミルトン

冴えない家政婦はある日、大変身した。<br /><br />広告代理店を経営する、イタリア屈指の大富豪アンドレア――<br />家政婦のマーシーは雇い主の彼に、密かに想いを寄せていた。<br />そんなある日、“君にぴったりの役だから”と頼みこまれ、<br />マーシーはアンドレアの会社が制作する広告に出ることになる。<br />彼の会社が手がけるのは、美しい宝石や高級品の広告ばかり。<br />戸惑いつつも、抜擢された喜びにマーシーの胸はふくらむが、<br />撮影当日に言い渡されたのは、垢抜けない不格好な女の役だった。<br />やっぱり彼の目に、私はそう映っているのね……。<br />屈辱と悲しみに頬を染めながら、マーシーはある決意をした。<br /><br /><br /><br>ダイアナ・ハミルトン
ハーレクイン
2024年05月
チヨウ ニ ナル トキ
ダイアナ ハミルトン
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