シチリア富豪の傲慢と偏見 / 高倉知子
愛は氷の刃に刺されて砕けてしまったの――<br /><br />失業中でスコットランドの故郷に戻っていたアイラは、6週間前に起きた姉夫婦の事故死をたった今知った。ただ涙だけが流れていく…。そんな彼女のもとに、思いもよらぬ人物が訪ねてきた。アリッサンドル・ロセッティ。6年ぶりに会う姉の義兄は、挨拶もそこそこに冷たく言い放った。「君はいつから弟と寝ていた」と。アイラを弟の愛人と信じて疑わない彼に反発しつつも、その夜、家族の死を慰めあうように一夜をともにしてしまう。悪魔に純潔を捧げたとも思わずに――。<br /><br /><br>高倉知子
ハーレクイン
2025年03月
シチリア フゴウ ノ ゴウマン ト ヘンケン
タカクラ トモコ
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