花開くとき / キャロル・モーティマ
あなたの子を宿したなんて…言えない。<br /><br />ブリナは信じられなかった――このわたしが妊娠9週目?<br />このところの体調不良がそのせいだなんて、夢にも思わなかった。<br />思春期のころの手術のせいで子供は望めないと言われ、<br />泣き暮らした時期もあったけれど、<br />いまはもう、つらい運命を受け入れた。<br />そして半年前、金融界の大物ラフ・ギャラハの愛人になったのだ。<br />だけど約束も束縛もしないという二人のルールは、もう守れない。<br />ブリナは何も告げずにラフのもとを去った。愛していたから。<br />子供が欲しくない彼の重荷にはなりたくなかったから。<br /><br /><br>キャロル・モーティマ
ハーレクイン
2024年03月
ハナ ヒラク トキ
キヤロル モ−テイマ−
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