忘れられた愛の夜 / ルーシー・ゴードン
「あなたが父親だと言っているの」<br />「ぼくは1ペニーたりとも払うつもりはない」<br /><br />重い心臓病の娘を救いたくて、ベロニカはかつての想い人、<br />今や億万長者となったジョーダンを訪ねた。彼は――<br />娘の存在を知らない彼は――手術費を援助してくれるだろうか?<br />10年前、ジョーダンへの愛を伝えられずにいたベロニカは、<br />高熱を出した彼を看病した夜、初めて結ばれ、幸せを知った。<br />だが翌朝、ジョーダンは何もおぼえていなかった。<br />だから妊娠がわかっても言い出せず、いたずらに時は過ぎた。<br />そして再会の時。ベロニカの話を聞いた彼は冷酷に言い放った。<br />「君を抱いたことなどない。君はここまで身を落としたのか!」<br /><br /><br>ルーシー・ゴードン
ハーレクイン
2024年02月
ワスレラレタ アイ ノ ヨル
ル−シ− ゴ−ドン
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