日本経済の比較史 / 谷本雅之

日本経済の歴史に関する書物の多くは、現代日本に至る経済発展を、明治維新による体制変革を起点とした、欧米先進諸国へのキャッチアップの過程として語ってきた。しかし現代日本の長期経済停滞は、欧米水準の達成を終着点とするキャッチアップ論の視野の限界を露わにしたように思われる。本書では、日本経済の歩みを歴史的な視点から理解し、その構造が比較史的にみて国際的にどのような特徴を有するものであったのかを、近年の経済史研究の成果を踏まえつつ、近世以来の400年の時間軸の中で考えていきたい。<br>谷本雅之
放送大学教育振興会
2024年03月
ニホン ケイザイ ノ ヒカクシ
タニモト マサユキ
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