行政学講説 / 金井利之

現代日本の行政を念頭に、行政において現れる様々な人間類型を取り出して、多角的に解説する。読者として想定するのは、行政に対してサービス確保を需要する個人であり、統治者として行政に対してサービス確保のための活動を要求する個人である。個人はサービス享受者であり、行政から見れば被治者である。しかし、個人は同時に、サービス提供者であり、行政に対する統治者の立場でもある。このような人間を、市民、国民、住民、人口、家族、世帯、事業者、職業人、職員、受給者、公衆、地権者、素人、個人の14観点を切り口にして論じる。<br>金井利之
放送大学教育振興会
2024年03月
ギヨウセイガク コウセツ
カナイ トシユキ
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