石原吉郎の詩の構造 他者、言語、世界 / 斉藤毅

シベリアの強制収容所を生き延びた詩人・石原吉郎。難解で知られる詩人のテクストの「構造」に初めて焦点をあてた画期的な試み。生誕110年、石原作品読解の到達点。シベリアの強制収容所を生き延びた詩人・石原吉郎(1915?1977)。難解さをもって知られる詩人のテクストの「構造」に初めて全面的に焦点をあて、解きほぐす画期的な試み。理性の外部にあるもの、すなわち「他者」への呼びかけ、「世界」の現出、そして両者が顕れる場そのものとしての「言語」。詩の構造を精緻に分析することでしかその核には迫れない。生誕110年、石原作品読解の到達点。<br>斉藤毅
法政大学出版局
2025年11月
イシハラヨシロウノシノコウゾウ
サイトウタケシ
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