北里柴三郎と感染症の時代 ハンセン病、ペスト、インフルエンザを中心に / 新村拓

ハンセン病などの感染症に北里柴三郎はどう向き合ったか。現代の公衆衛生やコロナ・ワクチンの問題と絡めてその知られざる過程をたどる、日本医療社会史の到達点。細菌学や衛生学の分野で偉大な功績を残し、近代日本医学の父として知られる北里柴三郎。慢性伝染病であるハンセン病と結核、急性伝染病であるペストとインフルエンザ、そしてコレラやジフテリアなどに対し、北里および研究所員らはいかに向き合い、新たな知を発見しようと努めたか。現代の公衆衛生、コロナ・ワクチン、ハンセン病訴訟等と絡めつつ、そのプロセスを追いかけた日本医療社会史の到達点。<br>新村拓
法政大学出版局
2024年05月
キタザト シバサブロウ ト カンセンシヨウ ノ ジダイ
シンムラ タク
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