百人一首 / 江橋崇
その様々な型式、和歌や歌人名の表記の異同、歌人画の装束や敷物までを徹底的に調査し、地域に固有の「かるた」札や遊技法にも着目して「百人一首」の謎に迫る。江戸時代の初めに登場し、今なお遊び継がれている「百人一首」。しかしその誕生と発達の歴史はほとんど知られていない。著者は、文献史学に終始していた従来の研究方法から脱却すべく、博物館に遺され、あるいは自身が蒐集した「百人一首」の型式、歌人画から書体までを徹底的に調査し、固有の地域文化として発展した「かるた」札やその遊技法にも着目して「百人一首」に秘められた数々の謎に迫る。<br>江橋崇
法政大学出版局
2022年12月
ヒヤクニンイツシユ
エバシ,タカシ
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