醤油 / 吉田 元 著
醤油の普及により江戸時代に天ぷらや寿司など食文化が花開く。産地ごとの特徴、外国産の製法、代用醤油、海外輸出の苦労話等を紹介。日本の味に欠かせない醤油だが、商品として庶民に広まったのは江戸時代である。それまでは塩辛や味噌に似た自家製の汁を調味料としていた。醤油の普及により天ぷらや寿司、蒲焼きや蕎麦など食文化は一気に多彩になる。母国に数百本持ち帰った明治期の英国人、濃口・淡口といった産地の特徴、台湾や中国との製法の違い、代用醤油の登場、海外輸出時の苦労ほか、エピソードも盛りだくさん。<br>吉田 元 著
法政大学出版局
2018年03月
シヨウユ
ヨシダ ハジメ
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