室町前期の文化・社会・宗教 / 小助川 元太 編

『三国伝記』とは何だったのか―室町時代に成立した、インド・中国・日本の三国にわたる説話集である『三国伝記』。<br>この作品が生まれた室町前期、とくに応永・永享期という北山文化と東山文化の狭間の時代の文化的状況はどのようなものだったのか。<br>作品としての『三国伝記』を再評価し、同時に、周辺作品や同時代資料から窺えるこの時代の人々の国際感覚や、彼らの置かれていた宗教的環境、社会的状況や文化的状況などを照らし出し、『三国伝記』という作品が生まれた室町前期という時代を捉え直す。<br>小助川 元太 編
勉誠出版
2021年11月
ムロマチ ゼンキ ノ ブンカ シヤカイ シユウキヨウ
コスケガワ ガンタ
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