ドイツの自然療法 水治療・断食・サナトリウム / 森 貴史 著
水治療法、菜食や断食といった食餌療法、日光浴、スウェーデン体操など、19世紀以降に広まったドイツの自然療法の事例を紹介する。人間が本来有する自己治癒力の覚醒による治療が、医学界では「非科学的」とされる自然療法。だが、クナイプ、ケロッグ、ミューズリ、グラハムなど、日本でも知られる商品や食材も自然療法に基づくのだ。十九世紀後半に拡大した自然療法をめぐる歴史と文化、著名な自然療法医たちの治療法とエピソードを紹介する。<br>適切な運動と適切な生活様式の実践による、現代ドイツで今もつづく正しい治療法を知る。<br><br>《目次》<br>はじめに<br>第1章 自然療法成立の背景と先駆者たち<br>第2章 自然療法の基本としての水治療法<br>第3章 菜食主義と断食療法<br>第4章 日光浴と裸体文化<br>第5章 自然療法における運動と体操<br>第6章 自然療法サナトリウム<br>第7章 ナチス時代の自然療法<br>あとがき<br>森 貴史 著
平凡社
2021年03月
ドイツ ノ シゼン リヨウホウ
モリ タカシ
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