感染症と民衆 明治日本のコレラ体験 / 奥 武則 著

明治期の日本で流行し、数十万人の死者を出したコレラ。医師や巡査が襲われるなどの暴動など、民衆史の立場からその歴史を振り返る。流言から始まる暴動、襲われる医師や巡査──。幕末から明治中期にかけて間欠的に大流行し、その高い致死率が民衆に脅威を与えたコレラ。当時、近代国民国家に向けて走り始めた政府と伝統的生活世界に生きる民衆のあいだでは「コレラ騒動」というかたちで軋轢が生じた。<br>近代日本の黎明期に大流行した「死に至る病」。政府は、民衆はいかにコレラと対峙したか。<br><br>奥 武則 著
平凡社
2020年11月
カンセンシヨウ ト ミンシユウ メイジ ニホン ノ コレラ タイケン
オク タケノリ
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