江戸落語で知る四季のご馳走 / 稲田 和浩 著

落語のあらすじをベースに、江戸っ子たちが好んだ四季のご馳走を、さまざまなうんちくを織り交ぜながら紹介する至極のエッセイ。江戸時代後期にはじまった落語では、「日々を楽しく暮らすこと」を信条とした江戸っ子の機転と人情が、<br>旬の「ささやかなご馳走」とともに数多く描かれる。<br>鰻屋とその隣人の勘定をめぐるおかしな掛け合い、貧乏な若夫婦の夕飯が芋のみなのが可哀想と、気前よく自分たちが食べる米の飯まであげてしまう噺……。<br>春は筍、夏は鰻、秋は秋刀魚、冬にはうどんにねぎま鍋。季節の食を楽しんだ江戸っ子の粋。<br>稲田 和浩 著
平凡社
2019年11月
エド ラクゴ デ シル シキ ノ ゴチソウ
イナダ カズヒロ
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