親を棄てる子どもたち 新しい「姨捨山」のかたちを求めて / 大山 眞人 著

著者が「高齢者のためのコミュニティサロン」を開設して10年。高齢者が抱える孤独や貧困、家族の崩壊などを見つめ直す体験的ルポ。著者が開設した高齢者のためのサロンの周辺では、親の介護を無理やり行政に押しつけたりするなど、「子が親を棄てる」ケースが特に目立つという。もはや、血縁を頼りに安心の老後を送ることはできない。『遠野物語』に出てくる「デンデラ野」のように、高齢者同士が集住し、助け合いながら生きる共同体こそが必要なのだ。<br>「子に棄てられる」いまを生き抜くためにも、相互扶助が可能な「姨捨山」づくりをはじめよう。<br><br>大山 眞人 著
平凡社
2019年02月
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