後嗣の祠 おれは一万石 / 千野隆司

待望の嫡子である清三郎が身罷った。悲しみを乗り越え、前に進もうとする正紀たちだが、杉尾と橋本に思わぬ殺しの疑いがかかり──。高岡藩井上家待望の嫡子である清三郎が病のため身罷った。正紀夫妻の悲しみは深く、とりわけ京の嘆きぶりを慮った勘定頭の井尻の提案で、亀戸の下屋敷に鎮魂のための祠が建てられる。世継ぎを失った悲しみを乗り越え、必死に前に進もうとする正紀たちであったが、廻漕河岸場方の杉尾と橋本に、思わぬ殺しの疑いがかかり──。大人気シリーズ第32弾!<br>千野隆司
双葉社
2025年03月
コウシ ノ ホコラ オレ ハ イチマンゴク
チノ タカシ
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