豊臣仁義 / 井原忠政

朝鮮出兵、秀次切腹…。豊臣の世の終わりが始まり、家康はどう動くのか? そして茂兵衛は? 「三河雑兵心得」シリーズ最新14巻。太閤秀吉の居城となる伏見城が落成した。秀吉は京の民を集め、自ら餅を撒いて祝った。だが、祝賀気分も冷めやらぬ中、盗賊石川五右衛門が三条河原で釜茹での刑に処せられた。凄惨な光景に茂兵衛も顔を顰めるしかない。無謀な「唐入り」も強行し、最近の秀吉は箍が外れている。天下泰平とはいかぬ世に暗澹たる茂兵衛にさらなる追い打ちがかかる。小田原の大久保忠世が重病だというのだ。家康の命を受け、鉄砲百人組を引き連れて東海道を一路東へ向かうが、途上、何者かの襲撃を受ける。戦国足軽出世物語、暗雲立ち込める第14弾!<br>井原忠政
双葉社
2024年06月
トヨトミ ジンギ
イハラ タダマサ
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