団地のふたり / 藤野千夜

幼なじみの二人は50歳を迎え、共に独身。築60年の団地で暮らす。平凡な日々にある幸せや心地よい友情を温かくユーモラスに描く。イラストレーターながら今はネットで不用品を売って生計を立てるなっちゃんこと奈津子。大学の非常勤講師を掛け持ちしながら生活するノエチこと野枝。そんな幼なじみの二人は50歳を迎え、共に独身。生家の築古団地で暮らす。奈津子の部屋で手料理を一緒に食べ、時にはささいなことでケンカもする。高齢のご近所さんのために、二人で一肌脱ぐことだってある。平凡な日々の中にあるちいさな幸せや、心地よい距離感の友情をほっこりと優しく描いた物語。解説・原田ひ香<br>藤野千夜
双葉社
2024年07月
ダンチ ノ フタリ
フジノ チヤ
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