大恐慌期の米国金融政策 / 西戸 隆義 著

リーマンショック時の米連邦準備制度理事会(FRB)議長だったバーナンキ氏は、1930年代初期の大恐慌期のFRBの対応を他山の石とし、その時のような銀行制度の瓦解を防ぐことに成功した。<br><br>本書は、日本で本格的に研究されているとはいいがたい大恐慌時の連邦準備政策について、当時の金融市場の状況や連邦準備制度の運用を振り返った上で、連邦公開市場投資委員会の議事録等の一次資料に基づき、金融政策の展開を吟味する。 日本では、1997?98年の金融危機への対応に失敗しており、この研究から引き出された教訓は、将来の金融政策立案に参考となろう。<br>西戸 隆義 著
白桃書房
2019年09月
ダイキヨウコウキ ノ ベイコク キンユウ セイサク
ニシド タカヨシ
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