台湾海峡一九四九 / 龍應台
時代に翻弄され痛みを抱えながらこの島に暮らしてきた外省人と本省人。彼らの原点である1949年を見つめ直す歴史ノンフィクション1949年、国共内戦に敗れた国民党政府軍と戦乱を逃れた民間人とが大挙して台湾へ押し寄せた。その数ざっと200万。一方、50年にわたる日本の統治期を経て、「外省人」という新たな勢力の大波にのみ込まれた台湾人(本省人)。互いに痛みを抱えながらこの小さな島に暮らしてきた外省人と台湾人の「原点」を見つめ直す。<br>抗日戦終了後、休む間もなく国共内戦に投入され、最後は国民党軍の撤退とともに台湾へ逃れてきた軍人とその家族たち。南洋にあった日本軍の捕虜収容所で監視員を務め、戦後、戦犯として裁かれた台湾人。たまたま隣の島へ荷物を届けて、海域を封鎖された漁師――。<br>あらがえない時代の流れのなか、限られた運命の選択肢に自らを賭し、必死で生き延びてきた人びとの姿を丹念に描いた記録文学の金字塔。<br>龍應台
白水社
2026年03月
タイワンカイキヨウイチキユウヨンキユウ
リユウオウタイ
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