日本水稲在来品種小事典 295品種と育成農家の記録 / 西尾 敏彦 著

現代に繋がる水稲育種の足跡を在来品種の記録で辿る。江戸中期から昭和30年代までの日本の水稲在来品種295を網羅、55品種を詳細解説。百姓・農民の努力の結晶がここに。本書を読まずして日本の稲を語れない。日本における育種の原点は、日本農民による栽培現場でのそれぞれの思いと不断の努力で育成されてきた水稲在来品種にある。その水稲育種の歴史を、江戸中期から昭和30年代までの295品種で追った(うち55品種を詳細解説)。これこそ日本各地に連綿と受け継がれてきた農民の知恵の”足跡”であり、日本が世界に誇る農耕遺産であるといってもよい。その遺産があったからこそ現代のコシヒカリ等の品種がある。本書はまる3年かけて、西尾・藤巻氏が基礎資料を漁り整理し1冊の本に集大成した。類書なし。日本文化&稲作関係者必携本である。<br>西尾 敏彦 著
農山漁村文化協会
2020年03月
ニホン スイトウ ザイライ ヒンシユ シヨウジテン 295 ヒンシユ ト
ニシオ トシヒコ
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