小麦1トンどり 薄まき・しっかり出芽太茎でくず麦をなくす / 高橋 義雄 編著

日本でも、小麦1トンどりの道筋がはっきりしてきた。播種量を減らし、きっちり出芽させて、しっかりした茎に大きな穂をつけて実らせる! 「まきつけ八分作」の超多収栽培だ。1961(昭和36)年、世界の小麦収量は次のようであった(FAOSTAT統計)。<br>日本274kg/10a、フランス239kg、ドイツ286kg、イギリス353kg・・・。<br>それからほぼ半世紀後の2014(平成26)年、世界の収量は目覚ましい伸びを示した。<br>フランス735kg、ドイツ862kg、イギリス857kg。それに対して日本は、400kgにとどまっていた。<br>この半世紀、われわれは何をやってきたのだ? と、日本の研究者の魂に火がついた。かくして、日本でも1トンどりを目指す取り組みが始まった。本書は、研究者・農家の手で作り上げた取り組みの成果をまとめた。<br>高橋 義雄 編著
農山漁村文化協会
2017年08月
コムギ 1 トンドリ ウスマキ シツカリ シユツガ フトグキ デ
タカハシ ヨシオ
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