群と幾何をみる 無限の彼方から / 正井秀俊
いままでにない幾何学的群論の入門。無限の彼方からカタチの本質に迫る。『数学セミナー』の好評連載を収める新シリーズ第1巻。近年注目を集める幾何学的群論の入門書。幾何学的群論は、代数的な対象である群を、幾何を使って調べる分野。本書は従来の幾何学的群論の教科書とは違い、トポロジーの話題から始めることで、遥か遠くから空間を粗く眺めて本質をとらえるという幾何学的群論のアイデアを明確に伝える。重要な対象である「グロモフ双曲群」の解説はもちろんのこと、低次元トポロジーと幾何学的群論の相性の良さを裏付ける「写像類群」も後半で取り上げる。著者のいきいきとした筆致により、本分野の魅力を存分に感じることができる。雑誌『数学セミナー』の好評連載を収める新シリーズ「数学セミナーライブラリー」第1弾!<br>正井秀俊
日本評論社
2023年10月
グン ト キカ ヲ ミル
マサイ ヒデトシ
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