薬局 Vol.75No.13(2024−11) / 桑原秀徳
精神科で用いられるベンゾジアゼピン(Bz)受容体作動薬について、リスク/ベネフィット比を最適化した適正使用のための特集ですベンゾジアゼピン(Bz)受容体作動薬は、優れた効果をもっていますが,一方で依存性が問題視されています.さらに新たな睡眠薬も登場し,Bz受容体作動薬は処方すべきでない不適切な薬のように扱われる場面も見られるようになりました.しかし臨床現場では,有効性と安全性のバランスを最適化した適正使用が求められています.また,最近報告されたリスクなどもあり,エビデンスのアップデートも重要です.そこで11月号では,Bz受容体作動薬のリスク/ベネフィット比の最適化をテーマとしました.臨床で役立つ薬学的視点を養う特集です.<br>桑原秀徳
南山堂
2024年11月
ヤツキヨク
クワバラ,ヒデノリ
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