14ひきのぴくにっく / いわむら かずお
「きょうは なんて いい てんき。<br> みんなで、はるの のはらへ でかけよう」<br> お弁当と水筒をもって、出発です。<br><br>森には、あちこちに、新しい春の命が。<br>ゼンマイが芽を出し、目を覚ましたアマガエルたちの鳴く声がきこえてきます。<br>すみれ、やまぶき、ちごゆり、ふでりんどう……花々が咲き、春の訪れを告げています。<br><br>14ひきたちは、森をぬけ、つくしの道をあるいて小川をわたり、たんぽぽ野原へ……。<br><br>人気ロングセラー「14ひきのシリーズ」の第5作。<br>森の緑と野原の緑のちがいや、春の光をうけた美しい花々が丹念に描かれています。<br><br>見返しには、本作に登場する花の絵と名前が記されています。<br>14ひきたちと一緒に、春の風、春のにおいを、絵本を開いて、ぜひ感じてみてください。<br>いわむら かずお
童心社
1986年11月
ジユウヨンヒキ ノ ピクニツク 14
イワムラ カズオ
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