紀貫之−文学と文化の底流を求めて / 大野 ロベルト 著
紀貫之が残した膨大なテクストを網羅的に分析し、当時の文学のあり方や後世の文学への影響を論じた古典文学研究の大作「土佐日記」の作者として知られる、歌人紀貫之が残した膨大なテクストの分析から、和歌をめぐる思想の発展や、和歌にによって培われた日本語の表現力が散文へと活かされてゆく過程を検討しつつ、意味・音声・文字の重層的な連想を通して意味作用を深めていく和歌の本質を明らかにする。<br>本書は理論的なアプローチを通して、古典文学を近現代あるいは外国の文学とも接続しやすい形で論じたものであり、<br>これまでの紀貫之研究とは一線を画すものである。<br>大野 ロベルト 著
東京堂出版
2019年08月
キノ ツラユキ ブンガク ト ブンカ ノ テイリユウ オ モトメテ
オオノ ロベルト
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