「世間」心得帖 / 嵐山 光三郎 著

世間知らずの若き日に学んだ世間、文士の万華鏡的世間、長年「世間」について考察してきた著者が、経験と博識とユーモアを駆使して語る巷の真実。世間知らずの若き日に学んだ世間、文士の万華鏡的世間、長年「世間」について考察してきた著者が、経験と博識とユーモアを駆使して語る巷の真実。「社会学部はあっても世間学部はなくて、世間そのものは厳然としてあるのだった。世間は学問のレベルをはるかに超越した虚空にあるものと思えた」(本文より)。若き日に学んだ「世間」、万華鏡のように千変万化する文士的「世間」、夫婦の、老人の……変遷するこの不可思議なものを追いながら、巷に潜む「世間」を描く。博識と豊富な経験とユーモアが横溢し、熟達の筆が明らかにする「世間」の姿とは。ユーモアと博識、練達の筆があきらかにする「世間」の正体〈目次〉序章 「世間知らず」から始まるPART1  あの世と脳内世間PART2  世間というワクチンPART3  文士と世間万華鏡PART4  「世間」を味わいつくすあとがき<br>嵐山 光三郎 著
筑摩書房
2021年10月
セケン ココロエチヨウ
アラシヤマ コウザブロウ
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