ヤクザが消えた裏社会 / 廣末登
暴力団排除と裏腹に悪質な組織的犯罪が増加している。なぜ元ヤクザは更生できず、裏社会に逆戻りしてしまうのか。誰もが安心に暮らせる社会のあり方を提案する。更生を望んでも、許さない<br />自己責任社会の代償とは──?<br /><br />ヤクザや暴力団は街から一掃されたかに見えたが、「もっと悪い奴」がやって来た。<br /><br />本当に安心で安全な社会はどうしたら実現できるのか。<br /><br /><br />黒いスーツにサングラス、肩で風切るヤクザは、もういない。しかし、今の「クリーンな社会」では、お年寄りが悪質な犯罪に巻き込まれ、若者が闇バイトに手を染めている。姿の見えない悪人が増加してしまったのだ。暴力団排除条例によって、反社会勢力は社会から一掃されたかに見えたが、不寛容な社会が、更生を望む人々の社会復帰を妨げている。彼らを裏社会に還流させ、表社会から悪人を排除し続けていれば、本当に「安心」が実現するのか。行き過ぎた自己責任社会を問いなおす。<br>廣末登
筑摩書房
2026年02月
ヤクザガキエタウラシヤカイ
ヒロスエ,ノボル
/