倭寇・海商・華僑 海はいかにして歴史をつないだか / 松尾恒一
西洋列強の進出、信仰の伝来、生活の変容――大航海時代から現代まで、海を主戦場とする人々と、彼らが運んだ文化に焦点を当て、新しい視点から世界史を描く。西洋列強をアジアに導いた「海賊」<br />茶・饅頭・カステラ、食文化を届けた「海商」<br />大陸から日本へ、新しい中華文化を伝えた「華僑」<br />歴史の主役は、「海」にあり<br /><br />西洋列強の進出、信仰の伝来、生活文化の変容――世界をつなぎ歴史を更新してきたのは、国境のない海を主戦場とする海賊や海商たちだった。日本を含む多国籍海賊となっていった「倭寇」、日本へ渡り外国の文化を伝えた「海商」、日本の近代化に貢献した「華僑」。時に権力と結びつき、 時に非合法的な方法で、彼らは荒波を乗り越え、いかにして新しい文化を届けたのか。大航海時代から現代まで、海を越えて伝えられた文化に焦点を当て、新しい視点から東アジアの歴史を描きなおす。<br>松尾恒一
筑摩書房
2025年11月
ワコウカイシヨウカキヨウ
マツオ,コウイチ
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