道鏡 悪僧と呼ばれた男の真実 / 寺西貞弘
称徳天皇に重用された奈良時代の僧侶、道鏡は本当に女帝に取り入り皇位さえうかがう野心家だったのか。様々な謎に包まれ悪評にまみれた時代の寵児の実像に迫る。称徳天皇に重用された奈良時代の僧侶、道鏡は本当に女帝に取り入り皇位さえうかがう野心家だったのか。様々な謎に包まれ悪評にまみれた時代の寵児の実像に迫る。<br /><br />同衾伝説、<br />皇位簒奪の野心…<br />様々な謎につつまれた僧の<br />ほんとうの姿とは?<br /><br />女帝・称徳天皇に取り立てられ重用された奈良時代の僧侶、道鏡(?〜七七二年)。女帝に取り入って皇位さえうかがった野心家として、長く悪名が根付いているが、本当にそのような人物だったのだろうか。さまざまな伝説を検証し、最新資料を検討すると、道鏡は実際には政治に関与することなく、天皇への仏教指導に終始した人物としての意外な実像が見えてくる。史料の綿密な検討によって、謎が多く、悪評にまみれた時代の寵児の実像に迫るとともに、古代政治の実態を描き出す。<br>寺西貞弘
筑摩書房
2024年04月
ドウキヨウ
テラニシ,サダヒロ
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